英語を勉強する上で、語源を使うことは一つの方法です。しかし、そのメリットやデメリットについて、正確に知らない人が多いのも事実です。本記事では、英単語の勉強方法に語源を使うメリットとデメリットを詳しく解説します。
語源を使うメリット
語彙力の増強
英単語には、ラテン語やギリシャ語から派生した語根が多く含まれています。これらの語根を知っていると、単語の意味を予想したり、類義語を見つけたりすることができます。そのため、語源を理解することで、語彙力を高めることができます。
例えば、”tele-“という接頭辞は「遠くに」という意味があります。そのため、”television”(テレビ)や”telephone”(電話)といった単語が、遠くに映像や音声を届けるという意味であることが予想できます。
覚えやすくなる
単語の意味を語源から理解すると、単語が覚えやすくなります。
例えば、「photograph」(写真)は、”photo-“が「光」という意味で、”-graph”が「書く」という意味であるため、「光を書く」ということから、写真という意味が導き出されます。このように、語源を理解することで、単語がイメージしやすく、記憶に定着しやすくなります。
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語源を使うデメリット
時間がかかる
語源を理解するためには、語源のルーツや意味を調べる必要があります。そのため、語源を使う勉強法は、他の勉強法よりも時間がかかる傾向があります。
誤解を生む可能性がある
語源を理解することで、単語の意味を予想することができますが、それが必ずしも正しいとは限りません。単語の意味は、語源から変化してきたため、誤解を生む可能性があります。
例えば、”decimate”(大量に殺す)は、ラテン語の「十分の一にする」という意味から派生した単語ですが、現在では「大量に殺す」という意味で使われています。そのため、誤解を生む可能性があるため、語源だけで単語の意味を判断することは注意が必要です。
語源を使った学習法は効果的ですけど万能という訳ではないです。色々な方法で単語は勉強しないといけないですね。
効果的な語源を使った勉強法
語源の基本を学ぶ
まずは、語源の基本を学ぶことが大切です。ラテン語やギリシャ語の語源を学ぶことで、単語の意味を予想しやすくなります。また、語源を覚えることで、単語を覚えやすくなるため、効果的な学習法となります。
例文を使って学ぶ
単語の意味を語源から理解した後は、例文を使って学ぶと効果的です。例文を通して、単語の使い方やニュアンスを理解しやすくなります。また、例文を作ることで、単語を覚えやすくなります。
語源ではないですがライミングとインパクトの強い絵で覚える、Vocabulary Cartoonsというのもとても効果がありました。数は多くはないですが英検準一級以上の単語が簡単に覚えられます。
まとめ
語源を使った英単語の勉強法は、単語の意味を覚えやすくすることができる有効な方法です。語源を理解することで、単語のイメージがしやすくなり、単語の意味を予想しやすくなります。しかし、誤解を生む可能性があるため、注意が必要です。
効果的な勉強法として、まずは語源の基本を学び、その後は例文を使って学ぶことがおすすめです。例文を通して、単語の使い方やニュアンスを理解しやすくなります。また、例文を作ることで、単語を覚えやすくなります。
さらに、語源を使った英単語の勉強法を活用するためには、多読や単語帳、英文法の学習などの他の勉強法と併用することが重要です。多様な勉強法を組み合わせて効率的な英語学習を目指しましょう。