無料エージェントに関する誤解
こんにちは、Cantomです!
留学する際に俗に言う無料エージェントを利用する方は多いと思います。
しかし、そんなエージェントは生徒派遣先の学校からコミッションを受け取っており、実際は無料ではないという声があります。
エージェントを利用するかしないかは私たち次第ですが、「フリーランチはない」ということは頭の片隅に置いておいた方が良いです。(無料とされる物のコストは何かに転嫁されている)
そもそも論として、ビジネスである以上は収益を得る仕組みができていて当然です。
エージェントを盲目的に従い彼らの利益を最大化させるのではなく、私たちは自分たちの利益を最大化させる行動を心がけるべきです。(もちろんクライアントにとっての利益を最優先してくれるエージェントも存在するでしょう)
Cantom
今でも時々「手続きとか現地サポート無料でどうやって運営できるんですか?」って聞かれますが、
留学エージェントは語学学校から頂くコミッション(紹介手数料)が利益になってます。
これは世界中の留学エージェント共通です。#留学エージェント #留学会社 #手続き無料
— 森川篤史@正直すぎるカナダ留学専門エージェント社長 (@FSSOsaka) March 5, 2020
コストが「転嫁・上乗せ」されていると考えられるもの
利用者はエージェントに依頼することで実際に支払う金銭的コストが増えるかどうかを考えるようにしたいです。
自分で手続きをしても実際に支払う金銭的コストが変わらないのであれば、時間的コストを余計に支払うだけということになります。(第三者の金銭的コストを肩代わりしているとも言えます)
- 学費と入学手続き
- ホームステイ費用
- 一部の有料サービス
学費と入学手続き
公立であっても私学であっても学費は各学校が裁量で決定しています。
学生の紹介料は学費の中に含まれています。この学費は自分で入学手続きをしたところで通常はディスカウントされないので、エージェントを利用した方が良いと言えます。(疑似的に無料)
しかし注意したいのはエージェントが紹介する学校やプログラムが利用者にとって最適な選択であるとは限らないという点です。エージェントは利益最大化が目的だと考えるくらいの意識を持って、多くの学校を自分で調べてから最終判断をしましょう。
学費は交渉するという手もありますが、売り手市場であり煩雑なため安くなる望みはゼロと考えて差し支えないです。
優秀な学生さんなら奨学金の可能性を探りましょう。
ホームステイ
ホームステイの紹介料はエージェントの収入源の一部になっています。
金銭的コストは上乗せされていますが、トラブルへの対応が受けられることやホスト経験豊富なファミリーの紹介を期待できます。
節約を最重要視し、全てのリスクを自分で負うことができるのであれば、滞在先を自分の力で探す方法というものもあります。
JPCanada、Craigslist、homestay.com など、様々なオンラインサービスを利用すると良いでしょう。
※ homestay.comは初回は仲介手数料を取られますが、契約更新の時に直接交渉してみましょう。
一部の有料サービス
申請費用が政府機関が公示している金額よりも高い場合はコストが上乗せされています。(まともなエージェントであれば別途記載します。)
エージェントは、入口から出口までの様々なポイントで収益を得られるポイントを作っています。
長期留学や永住権の申請などを考えている場合はロングスパンで費用を見積もっておきましょう。
留学エージェント利用のメリットとデメリット
結論としては利用者がメリットとデメリットを理解し、積極的に情報を収集する姿勢を持ってエージェントを利用するのが正しいアクションになると言えます。
一番良くないのはエージェントが利用者にとって最高の選択肢を用意してくれるという前提で受け身の姿勢で居続けることです。
メリット
- 時間的コストを削減できる
- トラブルへの対応を代行してもらえる・アドバイスがもらえる
- 無料のサービスがある(エージェントと利用者との関係上)
- 留学やワーホリに至るまでの細かい計画を立てやすい(しかしネット上にも十分な情報はある)
- 特定のサービスに関してはエージェントが責任を負うことになる
- 知識がない人は大きな安心感を得ることができる
- 政府公認のプロからサービスを受けることが出来る
デメリット
- 利用者が学習しないとビジネススキームに乗り続けることになる(高コスト)
- 利用者が積極的に情報収集しないと、利用者の利益がないがしろにされる場合がある
- 留学や移民の制度についての深い知識が得られない。
- 利用者の情報収集に対する積極性が育ちにくい
- 利用者は思考が凝り固まってしまいやすい(あまり認知されていない移民の方法も存在する)
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