仕事

ここではカナダでの労働について基礎的な事から、踏み込んだお話もある程度したいと思います。知らないと千ドル単位の損もあり得るので、ぜひともここの情報を役立ててください。タックスリターンにも関わるので非常に重要な項目ですよ。(他にも役立つ情報があれば追記する予定です。) カナダの州別労働規定はこちらのページで確認できます。


SINナンバー

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Social Insurance Number(SIN)をお近くのService Canadaの事務所に行き取得しましょう。これがあればカナダで合法的に働くことができます。滞在許可証が労働を認めている事を確認しておきましょう。Service Canadaの事務所は、Google Mapなどを使えばすぐに見つけることができるでしょう。申請後、およそ3週間ほどで受け取ることができるとされています。


職探し

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度胸のある人はレジュメ(履歴書)を持って企業に突撃すると聞きますが、誰でも出来るというものではありません。カナダではコネで仕事に繋げることが多いのですが、それもカナダに来てすぐでは難しいもの。今はネットで仕事を探すことが出来るので有効活用していきましょう。 私も良く使うサイトがいくつかあるので紹介します。

1. JPカナダ: 多くの日系企業(主に飲食業)が頻繁に掲示板で募集しているので、日本語で応募できるものが多く非常にハードルが低いです。

2. glassdoor: アプリ版が素晴らしい。情報が豊富で起業の評判も分かる。キーワード検索を登録しておけば通知してくれるので狙っている仕事を見逃しにくい。全て英語なので初めての仕事探しには向かないかもしれないが、ポスグラやCOOPを考えているなら絶対に押さえておきたい。

3. indeed: 日本でもそこそこ有名なindeed。サイトを通してオンラインで応募できるので便利です。

4. 学校の掲示板: オンキャンパス、オフキャンパス、どちらの仕事もあります。相手も学生だと分かっているので話が早いです。

5. National Job Bank: 日本の職安との圧倒的な差を感じさせます。意外と優良案件がありますよ。

6. monster: 説明の必要がないくらいに有名ですね。レジュメを公開しておけば、企業からアプローチをしてくれる場合あり。

7. その他: 他にもcraigslistやkijijiといったサイトもありますが、胡散臭い投稿の割合が格段に増えるので積極的におススメはしません。オンラインではありませんが、雇用主が集まるジョブフェアといったものもあります。またボランティア活動から仕事につながったという話があるので積極性は大事ですね。


労働契約

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EmploymentかSelf-Employmentなのかを必ず確認しておきましょう。Employment契約であれば労働基準法で守られ、様々なベネフィットを受けられます。雇用主の義務でもあります。 またEmployment契約の場合は、TD1フォーム(雇用主から受け取る)という書類を記入して雇用主に提出します。雇用契約であれば毎回の給料からEI/CPP/income Taxが天引きされます。これらが天引きされているにも関わらず、年度末にT4ではなくT4Aを受け取った場合はEI/CPPを雇用主が違法着服している可能性があるので注意しましょう。(T4AはSelf-Employmentに利用します。)


最低賃金

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Employment契約であれば最低賃金が保証されます。レートは州によって異なり、業種によっては最低賃金が変わる場合があります。自分が働く州について調べておきましょう。別ページで詳しくまとめます。


最低補償時間

仕事が早く切り上げになった場合でも出勤していれば一定時間分の対価が保証されます。例えばBC州であれば、8時間以上のシフトが予定されていた場合は4時間分、8時間未満であれば2時間分です。 また、ミーティングは労働時間としてカウントされます。


休憩時間

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休憩時間の規定は労働基準法で定められています。どの州も共通して5時間毎に30分の休憩を与えなければなりません。 30分の休憩を15分毎に分けても良いとしている州もあります。原則としては時給は発生しないと規定されていますが、BC州では時給を与えても良いとしています。


Over Time

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BC州では8時間以上~12時間未満(4時間分)の労働時間では、時給は1.5倍になります。労働時間が12時間を超えた分は、時給が2倍になります。 州によって規定が異なります。別ページで詳しくまとめます。


EI/CPP

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EI(労働保険)とCPP(年金)の支払いが雇用主と被雇用者によって行われます。EIとCPPは給与から天引きされます。所得レベルによっては、これらに加えて所得税が引かれます。 別ページで詳しくまとめます。


Stat Holiday

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週ごとに指定された休日は有給休暇となります。Stat Holidayが勤務日になった場合は時給が1.5倍になる場合があります。別ページで詳しくまとめます。


Vacation Pay

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例えばBC州では給与の4%がVacation Payとして、ボーナスの様に雇用主によって貯蓄されます。被雇用者は雇用主に申し出るとVacation Payの支払いを受けることができます。たまにVacation Payを支払われていないという、ワーホリの方の話を聞きます。 雇用主は被雇用者に与えることが、労働基準法で定められています。BC州を例に挙げますと、州政府HPにもきちん記載されています。 もし支払われない場合は、Employment Standard の "Vacation Pay - Act Part 7, Section 58" に記載がある旨を伝えれば良いかと思います。 雇用主と話し合っても解決が見込めない場合は州政府のEmployment StandardのHPからComplaintを提出し介入してもらう事も可能です。 別ページで詳しくまとめます。


T4

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雇用主は毎年2月末頃までにT4という書類を被雇用者に渡さなければいけません。日本でいう源泉徴収票のことです。タックスリターンで必要になる重要な書類ですので、絶対に捨てないようにしましょう!


~その他~

差別

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カナダではHuman Rights Actによって、差別(discrimination)は禁止されています。 募集要項で国籍や性別等を指定している企業は避けましょう。 例えば国籍は勿論のこと、婚姻ステータスを聞く事すら認められていません。 例外としてBona Fide Ocupational Requirementというルールがありますが、これは業務を安全に行う際に必須である場合に許されています。


拒否権

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危険な職務は拒否することが合法的に認められています。身の危険を感じたら無理をしないようにしてください。

参考:Canadian Payroll Association資料